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そして市場は続く
¥2,200
橋本 倫史 著 発行 本の雑誌社 2023年3月 <帯より> 変わっていく風景、続いていく暮らし。 70年以上の歴史を持つ沖縄県那覇市の第一牧志公設市場。地元で愛され観光地としても賑わう場所の立て替え工事は、市場界隈の人々にどんな影響を及ぼしたのか。ひとつの街の変化から見えてくる時代の相貌を、4年間にわたる丹念な取材で捉えた濃厚な記録。 目次 まえがき [2019年度] 節子鮮魚店 江島商店 三芳商店 末廣ブルース 末廣製菓 サイン美広社 [2020年度] 市場の古本屋ウララ 那覇市第一牧志公設市場組合 津覇商店 下地力商店 上原パーラー パーラー小やじ 地域情報誌「み~きゅるきゅる」 沖宮 仲村アクセサリー 旧・若松薬品 [2021年度] 赤とんぼ OKINAWA VINTAGE 魚友 松原屋製菓 松本商店 カリーム・ワークス 丸安そば むつみ橋かどや 小禄青果店 仲里食肉 大和屋パン [2022年度] MIYOSHI SOUR STAND 翁長たばこ店 琉宮 セブン‐イレブン新天地浮島店 はま食品 市場中央通り第1アーケード協議会 お食事処 信 大城商店 ブーランジェリー・プレタポルテ てる屋天ぷら店 Cafe Parasol SOUKO 平田漬物店 小さな街に通い続けた4年間のこと。 あとがき
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市場界隈 那覇市第一牧志公設市場界隈の人々
¥2,035
橋本倫史 著 本の雑誌社、2019年5月 <帯より> 変わりゆく市場界隈、働く人々の日常________ 2019年6月に建て替えを迎える沖縄県那覇市の第一公設市場。 戦後の闇市を起源に持ち、70年以上の歴史を抱える市場に通い詰めて、界隈の人々を取材しました。 浮かび上がる沖縄の昭和、そして平成。 観光で触れる沖縄とはちょっとちがう、市場界隈の人々の記録です。
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かたりあう沖縄近現代史ー沖縄のこれからを引き継ぐための七つのムヌガタイ
¥2,640
前田勇樹・古波藏契 編 ボーダーインク、2025年1月 <出版社公式WEBサイトより> 大好評を博した『つながる沖縄近現代史』に続く、待望の第二弾! いちど話してみたかった! 思想的水脈を世代をこえて未来へつなぐ 七つのトーク・セッション 若き研究者・実践者から先輩方へ 今だからこそ問いたい 沖縄近現代の物語り[ムヌガタイ] さまざまな示唆に富むトーク・セッション―琉球史研究の変遷・移民史・民衆史・ジャーナリズム・沖縄戦の記憶継承・平和教育・島嶼経済と自立・フェミニズムと社会変革・沖縄学が開く場・教育史― 沖縄のこれからを引き継ぐために 前田勇樹 本書を手にとられた皆さんは、「あの時、あの人にこの話聞いておけばよかった…」「あの話って何だったっけ? なんでメモしなかったんだろう…」という経験が大なり小なりあるのではなかろうか。それは、他愛のない両親の馴れ初めの話かもしれないし、大物政治家のオーラルヒストリーかもしれないし、はたまた近親者の経験した壮絶な戦争体験の話かもしれない……歴史研究の世界においても、たびたびそういった想いに駆られることがある。とくに、二〇二四年は大先輩から身近な方まで、多くの沖縄研究者の訃報に接する一年となった。改めて、いま先輩(しーじゃー)方に聞いておくべきことは何なのか、若手がそれぞれの立場や問題意識に立脚し、対話を通した継承を試みた記録が本書である。 世代を超えて問いを共有する 古波藏契 ……今回の企画では、世代間の断絶に焦点を当てている。自分達の議論が先行する議論の積み重ねに連なっているのか点検するとともに、理解し難い部分や未解決の問題をあぶり出し、考え続けるべき問いとして設定し直す。そのための方法として、編者を含めた若手・中堅の研究者・実践者と、同じ分野で活躍してきた上の世代との対談という方法を採った。 上の世代の面々は、同じ分野に身を置く人なら一度は名前を耳にするベテランあるいはレジェンド達だ。今も様々な媒体で精力的に書いたり喋ったりしているメンバーだから、その著書を読めば、だいたいの考えは把握することができる。他方、その議論を後続世代がどのように受けとめられているのかと言えば、必ずしも明らかではない。本人がこだわり抜いた部分ほど、現役世代にとっては理解し難く、取扱いに難儀するからなおさらだ。世代が違えば、立場も経験も違う。対談相手となる若手・中堅の役割は、そうした違いを超えて共有すべき問いを発見していくことだった。 目次 はじめに 沖縄のこれからを引き継ぐために 前田勇樹 シン・琉球史の時代へ 高良倉吉/前田勇樹 「安良城ショック」から「首里城焼失、再建」まで 現在進行形の「沖縄民衆史」を記す 三木 健/森 亜紀子 西太平洋「オキネシア」としての琉球弧から 歴史としての地元を掘る 謝花直美/石垣綾音・狩俣日姫 沖縄戦の記憶継承とメディア・平和教育と街づくり 島嶼としての沖縄経済の自立は可能か 嘉数 啓/秋山道宏 戦後の貧困から沖縄の将来像を通して 「うない」が広げた女性たちの結(ゆい) 高里鈴代/玉城 愛 構造的暴力に抗い社会を変革するために 伊波普猷を読むということ 冨山一郎/崎濱紗奈 「沖縄学」の現在 教育熱心な沖縄をひも解く 浅野 誠/古波藏 契 リーダーシップ論から働き方の獣道まで おわりに 世代を超えて問いを共有する 古波藏契 ●編者略歴 前田 勇樹(まえだ ゆうき) 一九九〇年福岡県生まれ。琉球大学附属図書館一般職員/沖縄県立芸術大学附属研究所共同研究員。専門は琉球沖縄史。第四四回沖縄文化協会賞「比嘉春潮賞」を受賞。著書に『沖縄初期県政の政治と社会』、共著書に『つながる沖縄近現代史』など。 古波藏 契(こはぐら けい) 一九九〇年沖縄県浦添市生まれ。明治学院大学社会学部付属研究所研究員。博士(現代アジア研究)。戦後沖縄を対象とした歴史社会学研究の他、栄町共同書店の運営、自治体・省庁等のコミュニティ政策に携わる。主著に『ポスト島ぐるみの沖縄戦後史』(有志舎、二〇二三年)、ボーダーインク編『守礼の光が見た琉球』(監修、ボーダーインク、二〇二四年)、「日常のなかの冷戦」(歴史学研究会編『日本復帰50年:琉球沖縄史の現在地』東京大学出版会、二〇二四年)など。
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カラー化写真で見る沖縄
¥2,200
ホリーニョ(白黒写真カラー化プロジェクト)編 ボーダーインク、2025年2月 <出版社公式WEBサイトより> 戦後80年の節目に発行された本書は、 新規追加分を含む120枚のカラー化写真を 戦前(近代)・戦中・戦後に分けて収録。 各編の解説・監修は 前田勇樹・喜納大作・古波藏契の3氏が務めた。 過酷な歴史の流れに 翻弄されてきた沖縄の人たちが、 一枚の写真をはさんだ向こう側では 今も生きている。 色鮮やかによみがえった写真から、 あの時代、あの場所に確かにいた人々の 息づかいを感じとってほしい。 ●編者略歴 ホリーニョ。1979年兵庫県西宮市生まれ。現在は大阪市在住、IT系企業に勤める会社員。沖縄の戦前~戦後の白黒写真をカラー化する活動をしている。カラー化写真は、X(旧ツイッター)やinstagramにて発信。 ●監修者略歴 前田勇樹(まえだ・ゆうき)。1990年、福岡県生まれ。琉球大学附属図書館一般職員/沖縄県立芸術大学附属研究所共同研究員。専門は琉球沖縄史。第44回沖縄文化協会賞「比嘉春潮賞」を受賞。著書に『沖縄初期県政の政治と社会』、共著書に『つながる沖縄近現代史』などがある。 喜納大作(きな・だいさく)。1984年、沖縄県生まれ。沖縄国際大学南島文化研究所特別研究員。専門は琉球沖縄史。2018〜22年に中城村教育委員会の沖縄戦調査および『中城村の戦争遺跡』、『中城村の沖縄戦 証言編』上下巻の刊行に携わる。 古波藏契(こはぐら・けい)。1990年、沖縄県生まれ。明治学院大学社会学部付属研究所研究員/栄町共同書店運営メンバー。専門は沖縄現代史。主著『ポスト島ぐるみの沖縄戦後史』(有志舎、2023年)で社会政策学会奨励賞を受賞。共編著に『つながる沖縄近現代史』、監修に『「守礼の光」が見た琉球』などがある。
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2024年の本部町営市場
¥1,980
「2024年の本部町営市場」 橋本 倫史 編 発行:HB BOOKS 発売:株式会社トゥーヴァージンズ 四六判 360ページ <HB BOOKSより> 2024年9月。沖縄本島北部に位置する本部町営市場は、突如として解体の方針が発表された。 市場が、古い町並みがなくなるとき、わたしたちは何を失ってしまうのだろうか?それを考えるためにも、市場の店主ひとりひとりの語りに、耳を傾けてみたいと思う。 <編者noteより> 市場がなくなると、そこに続いてきた営みが消し去られてしまう。そこにどんな時間が流れてきたのか、どうにか今のうちに書き留めておきたい。それも、「市場で働く人の声」と、ひとまとめにしてしまうのではなくて、そこで働くひとりひとりの声を記録しておきたいと思い、現在市場で営業しているすべてのお店に取材することに決めました。 _______________________ 目次 ◉聞き書き 仲村商店 浦崎精肉店 西平精肉店 古堅精肉店 金城鮮魚店 友寄商事 コスメティックさくら にしき屋 Ribbon 玉城商店 いちばキッチン 島しまかいしゃ Half Time Cafe シーサーや いっぷく家 A Gallery 施術処peaceness トータルビューティーM.LUNE すこやか農場 Black Lives Matter Coffee 「本部町営市場と18年」 知念正作(自家焙煎珈琲みちくさ)、知念沙織(市場豆花店) ◉寄稿・談話 「市場の生まれ変わり」新城和博(編集者) 「1979年、沖縄」岡本尚文(写真家) 「一期生の思い出」知念正昭(元・本部高校校長) 「建築が語る市場の記憶:本部町営市場」普久原朝充(建築士) 「まちづくりはひとづくり」宮島真一(「シアタードーナツ」代表) 「迷子になる」山本ぽてと(ライター・編集) 「安心な市場」宇田智子(「市場の古本屋ウララ」店主) _______________________
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写真集 Condition Rainbow
¥9,900
オキナワンロックの伝説、ひげのかっちゃん。 パートナーとして17年間彼を撮り続けたnoricoさんの想いの詰まった素敵な写真集です。 受け取った時の感動は言い表せないです。 随所に嬉しいサプライズも。 ぜひお手に取ってご覧ください。 <オフィシャルより> 「写真集 Condition Rainbow」 A4定型/全304頁/並製 ベトナム戦争時代、アメリカ軍基地を抱えるコザでは、戦争に駆り出される若い米兵たちが、夜な夜な、街に繰り出し、ライブハウスにたむろしていた。そんな米兵たちを相手に、蛇を食いちぎり、鶏の血を啜るなど、過激なパフィーマンスで圧巻のステージを繰り広げたのが、1971 年結成の伝説のロックバンド、コンディション・グリーンのボーカル “ひげのかっちゃん” こと、川満勝弘。 2006年7月2日、写真家のnorico は、旅行で訪れた沖縄・コザで、この “ひげのかっちゃん” に出会う。以来、彼を撮影することがライフワークとなったnorico は、いつしか彼のパートナーとなり、彼が亡くなる2023年4月20日、その最後の瞬間までそばに寄り添い、シャッターを押し続けた。 “ひげのかっちゃん” が亡くなって一年、この夏、発表されるこの写真集は、基地の街・コザで、音楽を通して、沖縄に生きる人々を奮い立たせてきた伝説のロックミュージシャンの生き様を写し出したものでありながら、同時に、パートナーとしてともに生きたnorico だからこそ撮れた、ひとりのチャーミングで豪快な男の姿が数多く収録されている。 *写真集の中には、norico による、かっちゃんとの日々を綴った原稿が入ります。 *かっちゃんが遺した、学生時代から70年代のコンディション・グリーン時代の写真も含まれています。 *中には、かっちゃんが残した手書きの詩が挟み込みされます。 *カバーのタイトルはレインボー箔となります。 Photographs norico Art Direction&Design 末吉努 Editorial 川口美保 (CONTE MAGAZINE) Condition Rainbow The legendary "Hige no Katchan" of the Okinawa rock band CONDITION GREEN, who shook American soldiers with his radical performances during the Vietnam War era. His partner, photographer Norico, lived with him and photographed him for 17 years. - Photographer: @norico.yo Editorial: @kawaguchimiho Art direction & design: Tsutomu Sueyoshi Publisher: norico Year: 2024 Pages: 304 Size: H210×W297mm Format: Paperback
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オキナワミュージックカンブリア
¥1,980
沖縄のラジオ放送局・エフエム沖縄が、沖縄本土復帰50年記念特別番組として、沖縄のミュージックシーンを1972年から振り返り、2022年5月15日復帰50周年当日に放送した「オキナワミュージックカンブリア」。 50年の音楽紀は1日で語り尽くせるものではなく、その後3回に分けて放送されました。本書はその放送をまとめたものです。 沖縄の音楽史にとってありがたき1冊! <出版社より> 沖縄音楽生命大爆発! アーティストインタビュー、音楽シーン・現場の証言でひもとく1970-2020年代沖縄音楽クロニクル。 沖縄のミュージックステーション「エフエム沖縄」が、本土復帰から50年、沖縄音楽の潮流を掘り下げた特別番組「オキナワミュージックカンブリア」シリーズ、待望の書籍化。 喜納昌吉、紫、りんけんバンド、BEGIN、ジョニー宜野湾、パーシャクラブ、地獄車、MONGOL800、Cocco、Kiroro、HY、イクマあきら、ティンクティンク……貴重なインタビュー、時代の証言多数。 沖縄ポップス、オキナワロック、フォーク、ワールドミュージック、ハードコア、レゲエ、バンドブーム、ヒップホップ、エイサーソング。時代を席巻した沖縄音楽シーンがよみがえる。 [沖縄音楽がブームを巻き起こした時代を、地球で生命が大発生・大爆発した「カンブリア紀」になぞらえました] ●A5変形判ソフトカバー 208ページ ●定価1980円(本体1800円+税) ●エフエム沖縄「オキナワミュージックカンブリア」編
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オキナワノスタルジックストリート
¥2,640
オキナワノスタルジックストリート ぎすじみち 写真・文 A5判160ページ ボーダーインク 2023年7月 【出版社より】 「通りで出会った なつかしい景色。 なつかしい記憶。」 いつもの街で見つけた あたりまえの風景が 特別なものになる ノスタルジックストリート 路地裏・建物・看板 市場・マチヤグヮー ヴィンテージな品…… デザイナー・ぎすじみちが1990年代から撮りためた 沖縄各地をめぐる味わい写真探訪シリーズ最新作。 ーーーーーーーーーー
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オキナワノスタルジックタウン
¥2,640
オキナワノスタルジックタウン ぎすじみち 写真・文 出版 ボーダーインク A5判160ページ 【出版社より】 「いつか無くなってしまうかもしれない風景を ここにとどめておきたくて」 いつもの街で見つけた ノスタルジックなたたずまい。 もう消えてしまった風景。 市場・商店・喫茶店・食堂・映画館・ヴィンテージ品 沖縄レトロ建築物と面白看板…… アメリカ世を思わせる建物まで デザイナー・ぎすじみちが1990年代から撮りためた 沖縄各地をめぐる味わい写真探訪。 ●著者略歴 ぎすじ みち 1973年那覇市生まれ。本職はデザイナー。高校時代に雑誌宝島の連載「VOW」に影響を受け、街の面白風景を趣味で撮り始める。それをきっかけに長い時間を経た建築物や看板の存在感に惹かれていく。フィルムカメラやデジカメを経て、インターネットと携帯電話の普及により、SNSで日々おもしろさを感じる写真を投稿しながら、いつしかライフワークのように味わいのある風景を探し続けている。 ーーーーーーーーーー
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沖縄美術論 境界の表現 1872-2022
¥2,970
沖縄美術論 境界の表現 1872―2022 翁長直樹 著 四六判/314ページ 【出版社より】 琉球の記憶、沖縄戦、移民、米国統治-。日本の〈境界〉で独自に発展した「沖縄美術」を初めて体系化した著者による初の単行本。 ーーーーーーーーーーーー
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沖縄への短い帰還
¥2,640
沖縄への短い帰還 池澤 夏樹 著 四六判上製本 336頁 ボーダーインク 2016年5月 【出版社より】 旅する人生のなかに 〈沖縄〉という季節があった 池澤夏樹、沖縄の日々を語る! 1994年から2004年まで沖縄で暮らした作家・池澤夏樹が記した、沖縄をめぐるエッセイ、書評、インタビュー、講演、掌編小説を、厳選して収録。 沖縄で暮らした十年と、そこで得た様々な思い。 単行本初収録、多数。 池澤夏樹、19年ぶりの沖縄県産本。前回は『沖縄式風力発言』でまだ那覇に住んでいたころ。あれからいろんなことがありました。 そんな思いをひめながら、ボーダーインクと池澤さんとの長年の結びつきから生まれた企画です。 解説は、宮里千里、編集担当は、新城和博。コラムマガジンWanderでのインタビュー、『島立まぶい図書館から眺め』に収録していた書評などボーダーインクならでのものから、単行本初収録の文章もいろいろ収録しました。 ーーーーーーーーーー
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歩いてみよう!おきなわ軽便鉄道マップ
¥1,540
歩いてみよう! おきなわ軽便鉄道マップ おきなわ散策はんじゃ会 編 ボーダーインク 2008年8月8日 【出版社より】 かつて沖縄を走っていた「軽便鉄道」(ケービン)の足跡をたどる―。 編者の「おきなわ散策はんじゃ会」のメンバーが、軽便線路跡を歩きに歩いて2年半。軽便の名残が見えるスポットから、近くの民俗スポットまで寄り道できる、歩いて楽しい、見て楽しい散策マップができました。 軽便鉄道の歴史を振り返り、各路線の特色を紹介。現在の全駅跡の写真や、みどころスポットの写真も満載です。これ一冊であなたも「鉄ちゃん」「鉄子」になれるかも? 軽便鉄道だけではなく、「民俗学的拝所・御嶽マップ」としても使える(かもしれない!)一冊です。 ー編者紹介ー おきなわ散策はんじゃ会 沖縄大学・南部広域市町村圏事務組合が主催する「観光コース開発とガイド養成講座」より生まれたグループ。以来2年半、週末のたびに軽便鉄道の足跡をたどる巡見を重ねる。メンバーは6人、今ではすっかり「鉄ちゃん」「鉄子」になってしまった。「はんじゃ会」の名前は、リーダーである波平エリ子の名字「波平」のウチナー読みに由来する。波平=「はんじゃ」。 ーーーーーーーーーー
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木にならう 種子・屋久・奄美のくらし
¥1,100
聞き書き・島の生活誌7 木にならう 種子・屋久・奄美のくらし 三輪大介・盛口満 編 ボーダーインク 2011年3月 【出版社より】 沖縄、奄美の戦前・戦後の島の歴史やさまざまな伝承と くらしの知恵を聞き書きでまとめたブックレット第7弾。 ついに完結・理科系ミンゾク学シリーズ! 目 次 第1章 木に教わる暮らし 種子島への移住の話/田んぼのこと/家畜のこと/山の仕事は木に教わります/炭焼きの話/ヤクタネゴヨウについて/さまざまな植物利用 第2章 自分で何もかも作りました マメの栽培について/田んぼの話/昔の暮らし/さまざまな植物利用 第3章 トビウオの寄せる島 私と田んぼ/緑肥の話/馬の話/平木作りは爺さんの仕事/ウナギ捕り/トビウオ捕りを思い出す/田仕事と海と山 第4章 水辺の暮らし 水辺の暮らし/ハマイヌビワとシャリンバイ/染物の話/山の道/マングローブの利用/シイの実と椎茸/薪の話/屋根の話/身の回りの植物利用/ソテツの思い出/水辺の生き物たち/昔と今の違い 第5章 炭焼きが盛んだった頃 田んぼのこと/炭焼きのこと/ノコギリよりも斧のほうが早い/炭俵はどこから? 炭はどこへ?/家の材料/身の回りの植物や動物 第6章 昔の人に笑われるよ 砂糖の話/ケンムン/家の材料/植物の利用法/長生きの秘訣/裸足とハブ/世間知らず 第7章 川も山も海もない 牛を語る/牛と通う山の田/天水とイジュン/潮焚きのこと/子どもの遊び ーーーーーーーーーー
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伊波月城集
¥6,050
伊波月城集 伊波月城研究会 編 A5判/上製本/760ページ 沖縄タイムス社 【出版社より】 西洋文化の紹介者で新派琉歌の歌人、そして普猷の弟― 伊波月城の言葉が現代によみがえる。 1909年~1924年に月城が書いた新聞記事を中心に、琉球大学の研究者らが数十年に渡って集め、注釈を付けた労作。 ーーーーーーーーーー
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おきなわ湧き水紀行
¥1,760
おきなわ湧き水紀行 散策・樋川と井戸 ぐしともこ 著 四六判 192頁 ボーダーインク 2016年11月 【出版社より】 湧き水を訪ねて、小さな旅へ出かけよう! こんこんと湧き出る樋川・井戸は沖縄の人々の生活になくてはならない、シマの宝ものといえる存在です。 「沖縄湧き水FUN倶楽部」代表として、またラジオや講演会活動を通じて発信してきた著著が、湧き水の知られざる魅力をこつこつと書きためた書き下ろしエッセイ。 豊富な写真と地図掲載。 沖縄にある多くの湧き水に出会うきっかけとなって下されば幸いです。 ー著者プロフィールー ぐしともこ(グシトモコ) 那覇出身。浦添市在住。 1998年から2008年の10年間、ラジオ沖縄で放送された「多良川うちなぁ湧き水紀行」のパーソナリティとして、県内の約400カ所のカー(湧き水)を訪ねて取材。 番組終了後、2010年、湧き水に関する情報収集と発信を目的とした『湧き水fun倶楽部』を結成。代表として活動中。 ーーーーーーーーーーー
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琉球の音楽を考える―歴史と理論と歌と三線
¥2,970
琉球の音楽を考える―歴史と理論と歌と三線 金城 厚(東京音楽大学教授) 著 A5判、並製、344頁 榕樹書林 【出版社より】 琉球音楽の発生からその様々な展開と発展、その特質、社会との関わりと今日の姿までを音楽理論をベースに読み聴きとった琉球音楽の総合的入門の書。 著者は本書を通してアジアからの視座のもとでの琉球音楽の独自性とその姿を明らかにし、琉球音楽の全体像の再構築をめざした。 取り上げられているテーマはオモロから始まり、中国音楽との関係、三線の伝来、冊封儀礼との関係、江戸立ち、琉歌との関係、民俗音楽から古典音楽の様々な展開と幅広い。 本書は琉球音楽をこれから学ぼうとする若い人へのテキストとして編まれたが、広く現場で琉球音楽に関わる人の理論構築のテキストとしても活用できる様になっている。矢野輝雄氏の『沖組芸能史話』を乗り越える最高の琉球音楽テキストである。 ーーーーーーーーーー
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琉球弧叢書37 首里城の舞台と踊衣装
¥3,960
琉球弧叢書37 首里城の舞台と踊衣装 茂木仁史・古波蔵ひろみ 著 国立劇場おきなわ 監修 A5判、上製、296頁 榕樹書林 ※令和五年度 本田安次賞 受賞 【出版社より】 本書は「御城舞台の研究」と「踊衣裳と結髪の研究」という二つの論文を収録している。いずれも、琉球国時代の組踊や琉球舞踊の姿を明らかにしようとする試みである。 「御城舞台」とは、琉球国王一世一代の「冊封」に際して首里城の御庭に作られた特設舞台のことである。一七一九年に初めて記録上に現われ、最後の琉球王・尚泰の冊封が行われた一八六六年まで、わずか五回しか姿を見せなかった幻の舞台である。その一五〇年ほどの間にも、芸能の変化に合わせて御城舞台も姿を変えるが、舞台と楽屋を橋掛りでつなぐという能舞台にも似た特殊な形は堅守された。この基本構造は琉球国の芸能の本質と通じ、変化した部分は琉球芸能の現在につながっている。 琉球芸能の「踊衣裳」といえば紅型衣裳に代表されるが、琉球国時代には異なる伝承があった。若衆の凛とした佇まいと色気を際立たせる「板締縮緬若衆衣裳」と、大人の女性の優美な気品を示す「琉縫薄衣裳」である。しかし、当時の衣裳はほとんど伝世されず、技術も廃れたことから幻の衣裳となっていた。本書ではこれまでの研究も踏まえつつ、琉球国の踊衣裳を具体的に示すよう目指したものである。また、結髪や髪飾りなどは近現代に変化したものもあるため、衣裳と一体になって装いを構成するものとして研究対象とした。 琉球国時代の芸能の実態については、明らかにされていないことも多い。今後の研究や公演に本書が寄与することを願うものである。(茂木仁史) ーーーーーーーーーー
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琉球弧叢書36 組踊の歴史と研究―組踊本の校合からみえるもの
¥6,380
琉球弧叢書36 組踊の歴史と研究―組踊本の校合からみえるもの 鈴木 耕太 著(沖縄県立芸術大学准教授) A5判、上製、422頁 榕樹書林 【出版社より】 本書は組踊研究の若手第一人者として活躍する鈴木耕太氏による組踊研究の新しい枠組みと視座をもとにした注目すべき論稿から成り立っている。組踊は中国皇帝の使者冊封使を迎え、歓待する為に、玉城朝薫によって日本の能や歌舞浄瑠璃、更には中国演劇などからも着想を取り入れて作られ、1719年、冊封使徐葆光(じょほうこう)を迎えて初演されたのを契機とし、国家儀礼の一環として発展してきた。琉球処分によって組踊を担ってきた上級士族が地方に分散することによって全琉球文化圏へと拡散し、庶民の芸能となり多くの人々に親しまれている。本書ではその歴史を詳細に調べ上げると共に、上演台本の校合によって組踊の伝播と演出の変化等を明らかにする。組踊研究が日本の芸能史研究あるいは中国芸能の琉球への導入等を踏まえ、その特質を捉え直し、これからの研究の礎石となるであろう。 ーーーーーーーーーー
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ボーダー新書22 南島の地名を歩く
¥1,540
ボーダー新書22 南島の地名を歩く 南島地名研究センター 編 新書判 202ページ ボーダーインク 2023年10月31日 【出版社より】 南島(奄美、沖縄、大東、宮古、八重山)の地名は面白い 語源や成り立ちから見えてくる、地名に込められた歴史と文化 身近な地名が面白い! 難読地名「仲村渠(なかんだかり)」の語源は? なぜ西のつく地名が多いのか? 基地で消えた地名 川でないのに川がつく地名の謎 *本書は『地名を歩く 増補改訂』(ボーダインク、2006)をもとにした新書版である。新書判では図表や写真は割愛し、論考78編中10編を割愛し、1編を新たに追加した。配列にも多少変更を加え、新たに見出しを加えたものもある。 ー著者プロフィール 南島地名研究センター(なんとうちめいけんきゅうセンター) 1982年、地名は祖先の残した大切な文化遺産である、との認識のもと研究者や地名を愛する人々らによって仲松弥秀を初代代表として設立。機関誌『南島の地名』は第6集(2005、ボーダーインク)、会報「珊瑚の島だより」は62号を数える。1991年『地名を歩く』、2006年『地名を歩く 増補改訂』を発刊(ともに絶版)。1993年、日本地名研究所より活動奨励賞を受賞。南島(琉球弧)の地名をテーマに、研究発表会(大会)、例会、巡検などの活動を行っている。 〒903-0129 沖縄県西原町字千原1番地 琉球大学文学部地理学教室内 ーーーーーーーーーー
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随筆・巷ばなし うちなぁ筆先三昧
¥1,760
うちなぁ筆先三昧 随筆・巷ばなし 上原 直彦 著 四六判 256頁 ボーダーインク 【出版社より】 軽妙洒脱な沖縄エッセイ 至福の直彦ぶし 〈ちゃめ!〉 琉球新報で連載されて大好評だった随筆の待望の単行本化。 うちなーぐち、琉歌、黄金言葉、出会った風景と人々など、 次々とあふれ出る自由自在の四方山話まんさい。 読むローカルラジオ番組といった案配です。 琉球放送 RBCiラジオ 上原直彦『民謡で今日拝なびら』放送半世紀記念! ー著者略歴ー 上原直彦(ウエハラナオヒコ) 昭和十三年(1938)那覇市垣花生まれ。琉球新報社記者を経て琉球放送入社。役員待遇ラジオ局長を務め、平成十年退職。現在もプロデューサー及びキャスターとして、ラジオ番組「民謡で今日拝なびら」(1961年スタート)「ふるさとの古典」などをレギュラーで担当。島うたの作詞家、郷土劇の脚本家としても長年にわたり活動を続けている。「ゆかる日まさる日・さんしんの日」を平成四年に提唱し現在も継続中。北村三郎・芝居塾「ばん」学長。 著作『島うたの周辺・ふるさとバンザイ』『浮世真ん中』『琉歌百景』など、脚本「辻騒動記 女の戦争」「琉球粋人伝 渡嘉敷ぺーくー物語」など、作詞「やっちー」「丘の一本松」「遊び仲風」「はーえーゴンゴン」など多数。 ーーーーーーーーーーーー
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那覇の市場で古本屋 ひょっこり始めた〈ウララ〉の日々
¥1,760
那覇の市場で古本屋 ひょっこり始めた〈ウララ〉の日々 宇田 智子 著 ボーダーインク 2013年7月刊行 ※本著は2023年、あらたに10年目のあとがきを加え刊行されたものです。 【出版社より】 市場通りは行き交う人も本もおもしろい。 10年前も今日も淡々と店番中。 〈ジュンク堂那覇店が開店するときに東京から異動してきた私が、その二年後にひとりで古書店を始めるとは、自分でも思いもしなかったー〉 豚の顔皮(ちらがー)で有名な第一牧志公設市場の向かい側で、隣は漬物屋さんと洋服屋さん、前は鰹節屋さん。通りには土産物屋も餅屋も傘屋もある。アーケードの下、みんな道にせり出して、顔をつきあわせて店番をしている。畳三畳のスペースに本を並べる。メインは沖縄に関する本で、ほかに人文・文芸・芸術・実用書など、試行錯誤しながら少しずつ揃えている。路上に座って扇風機を回しながら 古本を売るという仕事があるなんて、まず想像できないだろう。そんな仕事をしている人は、私のほかに何人くらいいるのだろう〉本文より抜粋 10年目の重版出来です。これを機会にぜひご一読お願いします。 ー著者略歴ー 宇田智子(うだ・ともこ) 1980年神奈川県生まれ。2002年にジュンク堂書店に入社し、池袋本店で人文書を担当する。2009年、那覇店開店に伴い異動。2011年7月に退職し、同年11月11日、那覇市の第一牧志公設市場の向かいに「市場の古本屋ウララ」を開店する。 ーーーーーーーーーー 余談ですが、波止場書房の準備中はずっとこの本を手元に置いてました。
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幸せを呼ぶ おきなわ開運術
¥1,650
幸せを呼ぶ おきなわ開運術 比嘉淳子+「おきなわ開運術」編集部編著 ボーダーインク 2012年8月15日 【出版社より】 沖縄ならではのおすすめ開運術! おまじない、縁起物、ご利益スポット盛りだくさん。 ・くしゃみをしたら「クスケー」と唱えてまじむん退散 ・御嶽や神社などでパワーアップ ・身近な塩やサンでできる厄祓い ・開運メシで運気アップ ・曜日のラッキーカラーで運気アップ 担げる験(げん)はかついでもっと幸運を! ー著者略歴ー 比嘉淳子(ひが じゅんこ) 那覇市在 首里系那覇人の祖母から沖縄しきたりを叩き込まれて半世紀。 薄れていく沖縄文化に危機感を覚えている一男一女の母親。 沖縄のしきたりや子供向け番組の企画、監修、執筆など。 残生は沖縄のよさを残すために奔走している。 ーーーーーーーーーー 旅をテーマに、おすすめの本教えていただけますか?とボーダーインクのご担当の方に問い合わせたところ、こちらをご紹介いただきました。 なるほど!確かにパワースポットといわれる場所が多い沖縄。 この本を片手にドライブも楽しそうです。
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琉球怪談作家、マジムン・パラダイスを行く
¥1,100
琉球怪談作家、マジムン・パラダイスを行く ボーダー新書 小原 猛 著 ボーダーインク 2016年8月初版発行 【出版社より】 琉球怪談シリーズの著者がおくるひと味違う怪談風味のエッセイ。 琉球怪談シリーズ、今回はボーダー新書で書き下ろしエッセイです! 怖い話のうしろに、もっと不思議な話があった!? 沖縄は、怖い話、妖怪のパラダイスだ! 『琉球怪談』シリーズでおなじみの著者が、怪談取材の裏話、書けなかった自らの体験談、マジムン伝承を検証した論考などをまとめた実話怪談風エッセイ。「琉球怪談」それは〈過去から現在に渡って綿々と続く人々と神々とマジムンの交わりを見ていくことに他ならない〉。 ー著者略歴ー 小原 猛(コハラ タケシ) 1968年京都生まれ。作家。フィールドワークはマジムンとウタキと怪談。 「琉球怪談」「琉球怪談 七つ橋を渡って」(ボーダーインク)。「沖縄の怖い話」(TOブックス)、「琉球妖怪大図鑑(上下)」(琉球新報社)など著書多数。 ーーーーーーーーーー
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神と仏のスピリチュアルロード 生きゆく祈り・死にゆく瞑想
¥3,850
神と仏のスピリチュアルロード 生きゆく祈り・死にゆく瞑想 須藤 義人 著 B5横版、並装、160頁 榕樹書林 【出版社より】 日本人がかつて、「天竺」として憧れた異郷・・・。インド・ネパール・スリランカを含む広大な空間である「ジャンブディーパ」は、日本人にとっては遙かなる魂の故郷でもあった。琉球にも海の道を通じて、ヒンドゥの神々とお釈迦様の教えは伝わってきた。私は、2017年から2019年にかけて、アジア一帯に広まった神と仏を生み出した人々の心象風景を見つめてきた。テーラワーダ仏教の一僧侶となって、授かった戒名である「ダンマクサラ」(法善) の五感と心で観察し続けたのである。生と死の瞑想をしながら、人々の「生きたいという心」と「死にたいという体」を見つめて呼吸をし、徐々に「生きゆく祈り」と「死にゆく瞑想」を日常的にしている情景に溶け込んでいった。それによって、神と仏の故郷である「ジャンプディーパ」が、日本人にとっての理想郷「天竺」になる前の〈かたち〉を知ることにもなったのである。 ーーーーーーーーーー