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南米レストランの料理人 海を越えて沖縄へ 日系家族のかたいつながり
¥2,420
南米レストランの料理人 海を越えて沖縄へ 日系家族のかたいつながり 漢那朝子 著 ボーダーインク 2021年 四六判 304ページ <ボーダーインク公式WEBサイトより> 「いろいろあったけど、沖縄に来てよかった。 育った国も大好き。国籍なんかどっちでもいいんです」 アルゼンチン・ペルー・ブラジル…… かつて沖縄から、多くの人々が南米に渡っていった。 その流れをくむ子孫たちが 沖縄に〈帰って〉きて、 どんなふうに暮らし、生きてきたのか。 南米日系人の取材を続けてきた著者が、 沖縄でレストランを開いた日系人たちの奮闘と そして家族のきずなを記したドキュメンタリー。 国や文化が違っても、 これは、現代沖縄をかたちづくる 知られざるファミリー・ヒストリーである。 ●目次 はじめに 沖縄移民、なぜ多い 第一章 アルゼンチン日系人 ◉アルゼンチン人、ブラジル人、沖縄人、 日本人でもない根なし草 でも、どこの人でもあるのよ アルゼンチン料理 Caminito(カミニート) 二世 諸見里登代子 ◉アルゼンチン、ヨーロッパ、沖縄 すべてをチャンプルーした オリジナル料理をつくりたい 沖縄・アルゼンチン料理 ヤンバル食堂 三世 比嘉ミリアン 第二章 ペルー日系人 ◉沖縄を受け入れるのに十年の歳月 日系人の協力があってのレストラン開業 ペルー料理 TiTiCaCa(ティティカカ) 三世 比嘉ジョバナ ◉生まれ故郷と沖縄へ ペルー料理で感謝の心を届ける ペルー料理&ピザ Salsa(サルサ) 三世 目差パトリシア 第三章 ブラジル日系人 ◉維持していきたい オヤジのエスプレッソとソーキそば 母のブラジル料理 ブラジル料理&沖縄そば ブラジル食堂 二世 山下明生 ◉ブラジルのウチナーンチュ日系人に 沖縄の伝統文化を伝えるのが私たちの役目 アセローラ栽培・商品製造&フルーツパーラー アセローラフレッシュ 二世 並里哲子・二世 秋田美智子 ◉世界を旅して一番おいしかった ブラジルで珈琲農園を営む伯父のコーヒー 多国籍料理 VIVA LA COFFEE(ビバ・ラ・コーヒー) 三世 松尾ユキ ◉ブラジル・富山・沖縄 人生波瀾万丈 だけど、いまが一番しあわせ 二世 松尾修・照子夫妻 第四章 ブラジル帰国子女 ◉「東京ラブストーリー」に憧れて 夢を追い続けて両親とカフェをオープン ブラジル料理 Café Beija-flor(カフェ・ベイジャフロー) ブラジル生まれ 浦崎涼子 第五章 ペルー日系人 料理人ではないけれど ◉国籍・肌の色・ハンディキャップで差別しない 音楽劇「T(てぃ)のシンカ」を子どもたちと 任意団体グローバルコミュニティ 二世 屋比久カルロス 取材を終えて 参考書籍 参考論文・資料 ●著者略歴 漢那 朝子(カンナトモコ) 1948年生まれ。女子美術短期大学卒業後、デザイン会社勤務。 ベネズエラ人現代彫刻家と結婚。1973年ベネズエラに渡る。 78〜79年ベネズエラ・アラグア州立美術学校で講師を勤める。 83年帰国後に離婚。85年編集プロダクションにて雑誌・PR誌の制作に携わる。 96〜2017年広告制作会社で編集・ライティングを担当。 現在はフリーのエディター・ライターとして活動。 海外取材(主にスペイン語圏)や財界人の取材・執筆が多い。 著書『ミ・ファミリア』(諏訪書房 2010年) 『ベネズエラへふたたび』(諏訪書房2013年)。 日本ベネズエラ協会会員。
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2024年の本部町営市場
¥1,980
<再入荷!> 「2024年の本部町営市場」 橋本 倫史 編 発行:HB BOOKS 発売:株式会社トゥーヴァージンズ 四六判 360ページ <HB BOOKSより> 2024年9月。沖縄本島北部に位置する本部町営市場は、突如として解体の方針が発表された。 市場が、古い町並みがなくなるとき、わたしたちは何を失ってしまうのだろうか?それを考えるためにも、市場の店主ひとりひとりの語りに、耳を傾けてみたいと思う。 <編者noteより> 市場がなくなると、そこに続いてきた営みが消し去られてしまう。そこにどんな時間が流れてきたのか、どうにか今のうちに書き留めておきたい。それも、「市場で働く人の声」と、ひとまとめにしてしまうのではなくて、そこで働くひとりひとりの声を記録しておきたいと思い、現在市場で営業しているすべてのお店に取材することに決めました。 _______________________ 目次 ◉聞き書き 仲村商店 浦崎精肉店 西平精肉店 古堅精肉店 金城鮮魚店 友寄商事 コスメティックさくら にしき屋 Ribbon 玉城商店 いちばキッチン 島しまかいしゃ Half Time Cafe シーサーや いっぷく家 A Gallery 施術処peaceness トータルビューティーM.LUNE すこやか農場 Black Lives Matter Coffee 「本部町営市場と18年」 知念正作(自家焙煎珈琲みちくさ)、知念沙織(市場豆花店) ◉寄稿・談話 「市場の生まれ変わり」新城和博(編集者) 「1979年、沖縄」岡本尚文(写真家) 「一期生の思い出」知念正昭(元・本部高校校長) 「建築が語る市場の記憶:本部町営市場」普久原朝充(建築士) 「まちづくりはひとづくり」宮島真一(「シアタードーナツ」代表) 「迷子になる」山本ぽてと(ライター・編集) 「安心な市場」宇田智子(「市場の古本屋ウララ」店主) _______________________
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オキナワミュージックカンブリア
¥1,980
沖縄のラジオ放送局・エフエム沖縄が、沖縄本土復帰50年記念特別番組として、沖縄のミュージックシーンを1972年から振り返り、2022年5月15日復帰50周年当日に放送した「オキナワミュージックカンブリア」。 50年の音楽紀は1日で語り尽くせるものではなく、その後3回に分けて放送されました。本書はその放送をまとめたものです。 沖縄の音楽史にとってありがたき1冊! <出版社より> 沖縄音楽生命大爆発! アーティストインタビュー、音楽シーン・現場の証言でひもとく1970-2020年代沖縄音楽クロニクル。 沖縄のミュージックステーション「エフエム沖縄」が、本土復帰から50年、沖縄音楽の潮流を掘り下げた特別番組「オキナワミュージックカンブリア」シリーズ、待望の書籍化。 喜納昌吉、紫、りんけんバンド、BEGIN、ジョニー宜野湾、パーシャクラブ、地獄車、MONGOL800、Cocco、Kiroro、HY、イクマあきら、ティンクティンク……貴重なインタビュー、時代の証言多数。 沖縄ポップス、オキナワロック、フォーク、ワールドミュージック、ハードコア、レゲエ、バンドブーム、ヒップホップ、エイサーソング。時代を席巻した沖縄音楽シーンがよみがえる。 [沖縄音楽がブームを巻き起こした時代を、地球で生命が大発生・大爆発した「カンブリア紀」になぞらえました] ●A5変形判ソフトカバー 208ページ ●定価1980円(本体1800円+税) ●エフエム沖縄「オキナワミュージックカンブリア」編
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オキナワノスタルジックストリート
¥2,640
オキナワノスタルジックストリート ぎすじみち 写真・文 A5判160ページ ボーダーインク 2023年7月 【出版社より】 「通りで出会った なつかしい景色。 なつかしい記憶。」 いつもの街で見つけた あたりまえの風景が 特別なものになる ノスタルジックストリート 路地裏・建物・看板 市場・マチヤグヮー ヴィンテージな品…… デザイナー・ぎすじみちが1990年代から撮りためた 沖縄各地をめぐる味わい写真探訪シリーズ最新作。 ーーーーーーーーーー
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木にならう 種子・屋久・奄美のくらし
¥1,100
聞き書き・島の生活誌7 木にならう 種子・屋久・奄美のくらし 三輪大介・盛口満 編 ボーダーインク 2011年3月 【出版社より】 沖縄、奄美の戦前・戦後の島の歴史やさまざまな伝承と くらしの知恵を聞き書きでまとめたブックレット第7弾。 ついに完結・理科系ミンゾク学シリーズ! 目 次 第1章 木に教わる暮らし 種子島への移住の話/田んぼのこと/家畜のこと/山の仕事は木に教わります/炭焼きの話/ヤクタネゴヨウについて/さまざまな植物利用 第2章 自分で何もかも作りました マメの栽培について/田んぼの話/昔の暮らし/さまざまな植物利用 第3章 トビウオの寄せる島 私と田んぼ/緑肥の話/馬の話/平木作りは爺さんの仕事/ウナギ捕り/トビウオ捕りを思い出す/田仕事と海と山 第4章 水辺の暮らし 水辺の暮らし/ハマイヌビワとシャリンバイ/染物の話/山の道/マングローブの利用/シイの実と椎茸/薪の話/屋根の話/身の回りの植物利用/ソテツの思い出/水辺の生き物たち/昔と今の違い 第5章 炭焼きが盛んだった頃 田んぼのこと/炭焼きのこと/ノコギリよりも斧のほうが早い/炭俵はどこから? 炭はどこへ?/家の材料/身の回りの植物や動物 第6章 昔の人に笑われるよ 砂糖の話/ケンムン/家の材料/植物の利用法/長生きの秘訣/裸足とハブ/世間知らず 第7章 川も山も海もない 牛を語る/牛と通う山の田/天水とイジュン/潮焚きのこと/子どもの遊び ーーーーーーーーーー
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琉球の音楽を考える―歴史と理論と歌と三線
¥2,970
琉球の音楽を考える―歴史と理論と歌と三線 金城 厚(東京音楽大学教授) 著 A5判、並製、344頁 榕樹書林 【出版社より】 琉球音楽の発生からその様々な展開と発展、その特質、社会との関わりと今日の姿までを音楽理論をベースに読み聴きとった琉球音楽の総合的入門の書。 著者は本書を通してアジアからの視座のもとでの琉球音楽の独自性とその姿を明らかにし、琉球音楽の全体像の再構築をめざした。 取り上げられているテーマはオモロから始まり、中国音楽との関係、三線の伝来、冊封儀礼との関係、江戸立ち、琉歌との関係、民俗音楽から古典音楽の様々な展開と幅広い。 本書は琉球音楽をこれから学ぼうとする若い人へのテキストとして編まれたが、広く現場で琉球音楽に関わる人の理論構築のテキストとしても活用できる様になっている。矢野輝雄氏の『沖組芸能史話』を乗り越える最高の琉球音楽テキストである。 ーーーーーーーーーー
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琉球弧叢書36 組踊の歴史と研究―組踊本の校合からみえるもの
¥6,380
琉球弧叢書36 組踊の歴史と研究―組踊本の校合からみえるもの 鈴木 耕太 著(沖縄県立芸術大学准教授) A5判、上製、422頁 榕樹書林 【出版社より】 本書は組踊研究の若手第一人者として活躍する鈴木耕太氏による組踊研究の新しい枠組みと視座をもとにした注目すべき論稿から成り立っている。組踊は中国皇帝の使者冊封使を迎え、歓待する為に、玉城朝薫によって日本の能や歌舞浄瑠璃、更には中国演劇などからも着想を取り入れて作られ、1719年、冊封使徐葆光(じょほうこう)を迎えて初演されたのを契機とし、国家儀礼の一環として発展してきた。琉球処分によって組踊を担ってきた上級士族が地方に分散することによって全琉球文化圏へと拡散し、庶民の芸能となり多くの人々に親しまれている。本書ではその歴史を詳細に調べ上げると共に、上演台本の校合によって組踊の伝播と演出の変化等を明らかにする。組踊研究が日本の芸能史研究あるいは中国芸能の琉球への導入等を踏まえ、その特質を捉え直し、これからの研究の礎石となるであろう。 ーーーーーーーーーー
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ボーダー新書22 南島の地名を歩く
¥1,540
ボーダー新書22 南島の地名を歩く 南島地名研究センター 編 新書判 202ページ ボーダーインク 2023年10月31日 【出版社より】 南島(奄美、沖縄、大東、宮古、八重山)の地名は面白い 語源や成り立ちから見えてくる、地名に込められた歴史と文化 身近な地名が面白い! 難読地名「仲村渠(なかんだかり)」の語源は? なぜ西のつく地名が多いのか? 基地で消えた地名 川でないのに川がつく地名の謎 *本書は『地名を歩く 増補改訂』(ボーダインク、2006)をもとにした新書版である。新書判では図表や写真は割愛し、論考78編中10編を割愛し、1編を新たに追加した。配列にも多少変更を加え、新たに見出しを加えたものもある。 ー著者プロフィール 南島地名研究センター(なんとうちめいけんきゅうセンター) 1982年、地名は祖先の残した大切な文化遺産である、との認識のもと研究者や地名を愛する人々らによって仲松弥秀を初代代表として設立。機関誌『南島の地名』は第6集(2005、ボーダーインク)、会報「珊瑚の島だより」は62号を数える。1991年『地名を歩く』、2006年『地名を歩く 増補改訂』を発刊(ともに絶版)。1993年、日本地名研究所より活動奨励賞を受賞。南島(琉球弧)の地名をテーマに、研究発表会(大会)、例会、巡検などの活動を行っている。 〒903-0129 沖縄県西原町字千原1番地 琉球大学文学部地理学教室内 ーーーーーーーーーー
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来年の今ごろは ぼくの沖縄<お出かけ>歳時記
¥1,980
来年の今ごろは ぼくの沖縄〈お出かけ〉歳時記 新城 和博 著 46判ソフトカバー 248ページ ボーダーインク 2023年2月 【出版社より】 遠くに行きたい 近場ですませたい 旧暦と新暦のあいだで、いつもどこかに出かけていた 見た、聞いた、妄想した、沖縄の四季おりおり! 歳時記エッセイ。 『ぼくの沖縄〈復帰後〉史』『ぼくの〈那覇まち〉放浪記』の著者が綴った、なんでもない沖縄のある日、あの時のこと。ごく私的な沖縄暮らしのユーモア・スケッチ。 思い出はいつかあじくーたーになる。一拠点沖縄生活の神髄をあなたに!(大げさ) 生まれた街でずっと暮らしている。あらためてそう思ってびっくりした。那覇市以外で生活したことがほぼないのだ。この歳になってしみじみと焦った。もう取り返しがつかない。 そう気づいて、まったりとしていたお家から、あわてて外に飛び出した。気がつけば、春夏秋冬、いつもどこかに出かけていた。沖縄の四季は繊細である。旧暦、新暦そろって気にかけていないと、いつのまにか夏の顔をしている。でもやっぱり新北風は冷たいし、うりずんぬ風はやふぁやふぁと吹いている。 遠くに行きたい。近場ですませたい。 この本は、二〇一五年の新春から始まり、二〇二二年の年の瀬まで続く、季節に応じた暮らしぶり、行事・イベント、そしてあてのない散歩に出かけたあれこれを綴ったごく私的な歳時記です。(本文より) ●カバーデザイン・表紙すごろく イラスト 宜壽次美智 ●おまけのようなもの 巻頭巻末総天然色写真/表紙すごろく ーーーーーーーーーー
